内容紹介
理不尽な四角関係、
運命に翻弄される超リアルオメガバース
この出会いは、だれかの不幸であり、
だれかの奇跡だった。
本能に従うか、恋を貫くか――
自分の一生を左右する性別検査。
男女とは別に存在するα・β・Ω性は、そのまま社会的地位をも分ける。
ゆかは、性別検査で仲間内で自分だけがΩだという事実を突き付けられる。
αである友人の大我を恐れ、Ωであることをひた隠しにするゆか。
しかし保健室に駆け込んできた幼なじみ・薫の様子を見て、大人しく地味な彼が自分と同じΩだと気付き!?
話題のオメガバース作品
「少年の境界」コミックス①&②を音声化!
原作:akabeko
スタッフリコメンド
ゆか、薫、そして、大我、倫。
運命に弄ばれるように無慈悲に絡まる関係性。
果たして彼らは
本能に抗うことができるのか──?!
シリアスな緊迫感と
登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれているが故の、
単純には感情の持って行き場が無い、強烈に引き込まれるオメガバース作品です!
原作コミックスの1巻と2巻分が収録されているのですが、
駆け足の詰め込み感はなく、原作未読の方でも取り残されること無く
作品の世界観に浸って頂けると思います。
「運命の番」
それは理屈でなく、本能が訴えかけてくる自分だけの運命の相手。
心に決めた想い人が別にいようとも、ひとたび運命の番を前にしてしまえば、
その心とは関係なく、身体は荒れ狂うほどの欲情にかられてしまう……。
幼い頃はいつも自分の後をついて回るような大人しく地味系な幼馴染の薫と、
一瞬にしてヒエラルキーがひっくり返ってしまう……?
そして、いつもつるんでいた仲間達にとっても、自分は「孕ませられる対象」となり恐怖さえ感じてしまう──
そんな、ゆかの戸惑いや拒絶する心とは裏腹に、
どうしようもないほど疼く内側。
そこにねじ込まれると、身体はもう強烈な快感の前になす術もなく……?!
自分の性を、身体の変化を、現実として容赦なく突きつけられてしまう
「Ω(オメガ)」という性を持ったゆかの、受け入れがたい絶望と孤独感……。
涙が出るほどリアルに演じて下さっているのは流石の斉藤壮馬さんです(合掌)
トラック2を聴き終えた後、
気持ちの整理がつかず、次のトラック再生を一時停止してしまうほどに感情を持っていかれてしまいました。
大袈裟でなく、それくらい、ゆかの心情が声を通して鮮烈に伝わってきます!
ここはもう、共に泣きましょう……!
また、
ゆかをずっと見つめ続けて
彼の幸せだけを願って行動する八代 拓さん演じる薫の、優しく温和な口調は
本作において、とても安心感をもたらして、あたたかく包んでくれます。
そんな彼でも、大切なものを守る時の真っ直ぐな揺るがなさには狂気すら感じますし、
内に秘めた真の男らしさには、ゆかでなくてもキュンとしてしまいます!
α(アルファ)の大我は、一見冷めているようで少し怖くも見えるのですが、
その実、「運命の番」に特別な想いを抱くロマンチストな部分も併せ持つというギャップ……!もしかしたら誰よりもいちばんピュアなのかもしれませんね……?!
その難しい温度感を興津和幸さんが見事に演じられており、キャラクターの魅力がグッと引き出されております!
そして、ゆかとは対照的な、
Ωという性を受け入れているかのように番を求める倫も、その内には過去の癒えない傷に今もなお苦しんでいて……。
小林裕介さんの甘やかな可愛さと、鬼気迫るシーンの演技の振り幅には息を呑みます……!
キャラクターそれぞれに、鮮やかに息を吹き込むキャスト陣の演技に大注目です!!
本作を通して、
あらかじめ定められた運命であろうと、
たとえ最終的には抗うことができなかったのだとしても、
それでも、諦めずに立ち向かってゆく彼らの姿勢と、
人を愛する気持ちの美しさ、力強さに
聴き終わる頃には、すっかりこちらまで勇気と希望を与えられました。
遅ればせながら、
オメガバースを日本に伝えて下さった先人の方々に、感謝の涙が尽きません……!
これぞBL界の文明開化と言っても過言ではない……!!
オメガバースというジャンルに興味はあれども、何から手を出したら良いのかしらと迷える初心者の方に心からお贈りしたい逸品ですし、
お耳の肥えたオメガバースソムリエの方にも、きっと美味しくお聴き頂けるかと存じます♪
<おすすめポイント>
トラック01:Ωであることを体の変化で思い知るが、心が追い付かず苦悩するゆか
トラック02:突然のヒートによって、少年たちが翻弄される…!
トラック03:自分の想いを信じる薫の強さと優しさv
トラック04:大人になった大我のセクシーな声に…v
トラック05:「運命の番」を求める倫の姿が切なくたまらない…!
トラック06:本能に従うか、恋を貫くか——4人の結末は!?
ストーリー・キャラクター紹介
ゆか
CV:斉藤壮馬
薫とは幼なじみで仲が良かったが、
進学後は地味な薫を避け、活発なグループとつるんでいる。
性別検査で自分がΩであることを知り歯車が狂っていく。
薫
CV:八代 拓
ゆかの幼なじみ。
大人しく優しい性格でゆかの後をついてまわる子供だった。
進学後ゆかから距離を置かれても、何かとゆかを気に掛けている。
大我
CV:興津和幸
ゆかの友人で、仲間内唯一のα。
α・β・Ω性に対し冷めた大人な考えを持っている一方、
「運命の番」に執着する一面も。
倫
CV:小林裕介
Ωであることを公にして居酒屋でアルバイトしている。
ヒートがきつく、早く誰かの「番」になって楽になりたいと願っている。
<オメガバース設定>
男女とは別に存在する第二の性、α・β・Ω性。
人口割合はβ>α>Ωの順で、αは有能で社会的位置が高い。
希少性が高い性別はΩ男であり、Ωは男でも妊娠する。
Ωは発情期があり、発情(ヒート)期間中は特殊なフェロモンを発してしまう。
αはΩに対してラットと呼ばれる急性的な発情がある。
αとΩは番(つがい)になるとお互いにしか発情しなくなる。
出会った瞬間強烈に惹かれあう「運命の番」も存在する。
作品情報
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#斉藤壮馬
#akabeko
#オメガバース
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ユーザーの推薦レビュー (1件)
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べち さん 2023年10月30日
※このレビューにはネタバレが含まれています。
2組のカップルが出てくるけど、それぞれの想いが絡みながら、最後は本能だけでなく、自分達の意志で、運命の番ではない相手とカップルになるという、普通のオメガバースにはない感動の大作。
興津和幸さんの演じる大我、一見すると不良で、一時的な配役かと思いきや。。。
八代 拓さんの薫と斉藤壮馬さんのゆか、幼馴染のほっこりカップルかと思いきや、苦悩や試練にさらされたり。
どの登場人物も一筋縄ではいかず、それが相互に絡み合ってストーリーが作られていくのがすごいです!2組のカップルが出てくるけど、それぞれの想いが絡みながら、最後は本能だけでなく、自分達の意志で、運命の番ではない相手とカップルになるという、普通のオメガバースにはない感動の大作。
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興津和幸さんの演じる大我、一見すると不良で、一時的な配役かと思いきや。。。
八代 拓さんの薫と斉藤壮馬さんのゆか、幼馴染のほっこりカップルかと思いきや、苦悩や試練にさらされたり。
どの登場人物も一筋縄ではいかず、それが相互に絡み合ってストーリーが作られていくのがすごいです!
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